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順位
はじめに
2度目の最終三桁を達成しました。嬉しいです。
新たなイエッサン♂の並びを開拓できたので、イエッサン♂界隈の発展に寄与できたかもしれません。
構築経緯
今期もイエッサン♂の新規開拓をすべく、色々な型を試した。
- CSスカーフ型
- BSスカーフ癒しの願い型
- 脱出ボタン型
- レッドカード型
- グランドコート型
- 襷型
- こらえるカムラアンコール型
- 火炎玉トリック型
しかし、どれも上手く構築を組むことができず、イマイチ勝つことができなかった。
そこでシーズン14の時、レート2000を達成できた”イエカシラ”を改良して使おうとおもった。
- Sブースト型
- Cブースト高速移動型
- 脱出ボタン展開型
- メガネ型
- スカーフ型
など、色々なパターンを試してみたものの、イマイチ勝つことができなかった。
原因として、
- イエカシラがメジャーな構築となったことにより、対策が進んだこと
- 対策を乗り越えることができない or 対策を乗り越えても、そもそものパワーが足りないこと
が考えられた。
そこで、”イエカシラの対策ポケモンが出てくるのであれば、対策ポケモンを返り討ちにできれば勝てるのではないか”と考え、”イエカシラ”を”偽装”することにした。
- パオ
- イーユイ
- ブリジュラス
- サーフゴー
- カイリュー
であったため、それらに強く(カイリューは微妙)、初手で出し勝ちした時に相手に与える負荷が高い、「ノマテラチョッキガチグマ」を軸にすることにした。
次にイエカシラ、ガチグマを見るとほぼ100%ブーストエナジーカミが選出されるので、ブエナカミに後出しできて、トリックルーム+癒しの願いができる「HDサイコシードイエッサン♂」を採用した。瞑想カミに対策として、ワイドフォースを切り、サイコショック+アンコールで採用した。
ここまでの動きとして、
- 初手ガチグマが1匹持っていく。
- カミなどの特殊ATが出てきたら、イエッサンあと投げからのトリル+癒しの願い。
という動きになったが、削れたガチグマを物理ATで倒す動きに対して無力なので、対物理枠を探すことにした。
ドヒドやヘイラッシャなどを試していたが、上手く扱うことができなかったため、クリフとさん(@kurifuto_po_bo)のメンバーシップで相談したところ、”攻撃性能のあるポケモンが良い”というアドバイスをもらったので、悪ウーラオスやカイリューに弱くない「ABオボンテツノカイナ」を採用した。
イエカシラ偽装のためのテツノカシラの型は、イエカシラを見て出てきやすく、通常のイエカシラでは勝てない瞑想ラティアスを返り討ちにするべく、「瞑想鉄壁アシパ型」で採用した。
ママンボウ系統が重く、しばいぬ@ねこメモ用さん(@Bold_Suicune)に相談したところ、「電気テラスパワフルハーブブリジュラス」を教えてもらったので、ママンボウ対策として採用。
最後の枠は、物理地面枠に強く、ここまでで崩せないドヒドディンルーのような受けの並びを崩せ、ガチグマ+ブリジュラスと一緒に対面選出ができる枠として、「襷零度パオジアン」を採用した。
多少の時系列の前後はあるものの、構築経緯はこんな感じ。
個体紹介
イエッサン♂
性格:生意気 持ち物:サイコシード
特性:サイコフィールド テラス:超
努力値:H252 B12 D244
技:サイコショック、アンコール、トリックルーム、癒しの願い
D...偶数
対特殊切り返し要員。
イーユイ、ガチグマ以外の特殊相手に後出しし、トリックルーム+癒しの願いを展開できる。
瞑想ハバタクカミに対処するため、ワイドフォースを切ってサイコショックを採用。アンコールと合わせて、トリックルーム→瞑想をアンコール→サイコショックと動くことで、瞑想ハバタクカミを流すorガチグマのブラム圏内まで削りつつ、癒しの願いでガチグマを全快できる。身代わりでトリルを枯らす動きに対しても、アンコール→癒しの願いから、ガチグマのハイパーボイスで対処することが可能。
シーズン14までは謎のマイナーポケモンだったため、とりあえず挑発を打たれていたが、ワイドフォースが認知されたことにより、挑発を打たれにくくなった。それでもハバカミは、たまに挑発してくるため、サイコショックが役立った。
パオやサフゴに交代されやすいため、特殊に後出し後は即トリックルームを展開していた。
サイコフィールドは、トリル下のガチグマを先制技で削る動きを防ぐのに役立った。
タケルライコなどに後出しする際に、ボルチェンを打たれないように注意。
物理耐久は心もとないが、陽気パオのつららほぼ耐え程度はある。
実はシーズン9で使っていた型のリバイバル。ガチグマという良い相方が見つかった。
テツノカシラ
性格:臆病 持ち物:ブーストエナジー
特性:クオークチャージ テラス:草
努力値:H252 D52 S204
技:アシストパワー、タキオンカッター、瞑想、鉄壁
D...あまり
S...最速霊獣ランドロス抜き
偽装要員、ラティアス返り討ち要員。
通常のイエカシラのテツノカシラには、瞑想ラティアス側が有利なので、テツノカシラ対面で瞑想の積みあいになる。こちら側に回復技はないものの、ラティアス側からの有効打はなく、こちらはアシパの火力で押していけるので、余裕を持って勝つことができる。
草テラスは、地面半減と水流連打意識に加え、キノガッサなどを起点にしようと考えたため。実際にそのような場面はなかった。少し前までは水オーガポンも起点にできたが、最終日付近の水オーガポンは、みんなアンコール持ちだったので、控えることにした。
Sブーストなので、瞑想鉄壁を積むことができれば、全抜きもできる。ハマれば強い型だった。
ブリジュラス
性格:臆病 持ち物:パワフルハーブ
特性:頑丈 テラス:電気
努力値:C252 B4 S252
技:りゅうのはどう、ラスターカノン、エレクトロビーム、メテオビーム
S...最速
ママンボウ対策枠、対面選出要員。
ママンボウ系統には、初手のママンボウに合わせてテラスエレクトロビームを打って、ママンボウを飛ばす。ブリジュラスを見ると頑丈を潰すため、ママンボウのクイタンから入りたいとのこと(しばいぬ@ねこメモ用さん曰く)なので、そこに合わせる。
イエカシラの並びに入れることで、ステロまきブリジュラス+イエカシラの並びに見せる役割もある。
対面要員としても強く、使いやすかった。
ガチグマ(暁)
性格:冷静 持ち物:とつげきチョッキ
特性:しんがん テラス:ノーマル
努力値:H244 B12 C252
技:ブラッドムーン、ハイパーボイス、しんくうは、だいちのちから
S...個体値を下げて、ヘイラッシャなど抜かれ(たまたまそうだった)
初手要員、トリルエース、対面選出要員。
構築の核。
基本的に初手になげ、テラスを切って1匹もっていく。
トリル展開の場合、イエッサン♂orテツノカイナに交代して、再度展開する。
対面選出の場合は、真空波で切り。
キョジオーンに上をとられて困ったこともあったので、Sの調整は難しいところ。
イエッサン♂によって下がりがちな選出パワーを補ってくれた。
初手ウーラオスの鉢巻インファイト、イーユイのメガネテラス火炎放射で落ちるが、それぞれ1回だけだったので、良かった。構築上は良くないところ。それ以外は凄い強い。
テツノカイナ
性格:意地っ張り 持ち物:オボンのみ
特性:クオークチャージ テラス:フェアリー
努力値:H92 A164 B252
技:ドレパン、冷凍パンチ、サンダーダイブ、剣舞
H...4n+1
A...あまり
対物理要員。
調整意図は不明だが、凄い固いのに加え、結構火力がでる。
もともとドヒド、ヘイラッシャの枠であったが、テツノカイナに変更してから、トリル展開を出せる幅が広がった。
イエッサン♂構築で重くなる、トドロクツキにも強め。
回復リソースであるドレパンは、打っているとサーフゴーやハバカミが来てくれるので、イエッサン♂のトリル展開につなげることができる。
パオジアン
性格:陽気 持ち物:きあいのタスキ
特性:わざわいのつるぎ テラス:霊
努力値:A252 B4 S252
技:つらら、不意打ち、せいなるつるぎ、絶対零度
対受け、対面選出要員。
初手のパオに強くありたいので、最速の霊テラス。
今回初めて零度を採用したが、言わずもがな、削るべきタイミングと零度を打つタイミングの見極めが重要だった。
全部の技に命中不安やスカされる可能性があるので、精神的にしんどい。でも零度パオのおかげで勝てた試合があるのも事実。難しいところ。
基本の動き
基本選出1
- ガチグマ+イエッサン♂+テツノカイナ
- ガチグマで1匹倒す
- 特殊が出てきたらイエッサン♂に交代して、トリル展開
- 物理が出てきたらテツノカイナ後出し。
基本選出2
ラティアス入り
- ガチグマorブリジュラスorパオジアン+テツノカシラ
謝辞
- まるさん(@maru88nonbiri)
- ぼーれーさん(@excadrill_)
- しばいぬ@ねこメモ用さん(@Bold_Suicune)
- クリフとさん(@kurifuto_po_bo)
- シグマさん(@zenchino115)
ありがとうございました!
せっかく構築相談にのってもらったのに、私なりに色々考えた結果、全然違う構築になりました。すみません...
おわりに
2度目の最終三桁を達成できて嬉しいです。
今期は色々と開拓しましたが、なかなか大変でした。
シーズン14の時に作った※”イエカシラ”をシーズン17で”偽装”することになり、感慨深いです。イエッサン♂の認知度があがったので、偽装が活きたのだと思います。たぶん。
※シーズン14は、後にイエカシラと呼ばれる並びを複数の人が作った時期でした。私はCブースト高速移動型と使っていたので、有名なSブースト型を作ったのは別の方です。あくまでも私の活動年表における時系列であり、起源を主張する意図はありません。
もうりょう In The Box(@MoryoInTheBox)
おまけ
試行錯誤の結果生まれた、サイコシードエースたち
- HBD サイコシード瞑想ガチグマ
- ガチグマを起点にできるガチグマ。
- 全然倒される気がしないが、アンコールに弱い。
- BDのろいねむねごサイコシードヘイラッシャ
- 物理と特殊を詰ませるヘイラッシャ。
- 火炎玉トリックイエッサン♂と組ませていた。
- 全然倒される気がしないが、アンコールに弱い。
- HBサイコシード悪巧みサイコシード
- グラスシードサーフゴーにヒントを得たサーフゴー。
- アンコールやふきとばしで止まらない。
- 耐久がギリギリ。結構強かった。
- サイコシードアクロバットパオジアン
- サイコシード剣舞水(悪)ウーラオス
誰かの役に立ったら幸いです。何か思いついたらコッソリ教えてください。